【第53回保健師コラム】
~災害級に暑い夏をのりこえるために~

 みなさまこんにちは、健保・保健師の肥後です。日々の業務お疲れ様です。

 今年の夏も例年と比べて平均気温が高めであることが既に発表されています。
ドライバーさんや作業スタッフを抱えるヤマトグループでは、喫緊の課題として取り扱っていますので、みなさん屋外業務における熱中症対策は既にご存知かと思います。
 では、屋内業務の内勤さんや事務職の方にはどのような対策が必要でしょう。この異常な暑さです。軽い熱中症や、夏バテぐらいは多くの方が経験されているのではないでしょうか。私自身、夏は得意だったのですが、さすがに去年は何度か動けない時があって参りました。
そこで今回は、屋内業務の方向けに暑さ対策のポイントをまとめたいと思います!

暑熱順化(しょねつじゅんか)を心掛ける

 よく言われることですが、徐々に体を暑さに慣らすことが大事です。汗をかき、体温調節能が働くことで、人は暑さを乗り越えられるものです。夏バテ防止にもなりますよ。具体的なポイントは3つです。

❶冷房に頼りすぎない:夏のはじめは「ちょっと汗をかく」ぐらいの室温で過ごしてみてください。職場で冷房合戦になる場合は、自宅で過ごす日や車の中などで意識してみるのもよいでしょう。

❷少し運動をする:汗をかくという点において大事です。まだそれほど暑くないうちに、ウォーキングやジョギングなど、できる範囲で採り入れてみてください。とりあえず軽くジャンプをするのもオススメです!

❸入浴をする:シャワーで済ませがちな季節ですが、じっくり温まって汗をかくのが大事です。毎日ではなくとも、睡眠を優先させる日とセットで設定してみてはいかがでしょう。

朝ごはんでエネルギーチャージ!

 みなさん、朝ごはんは召し上がっていますか?2024年度の健康診断の問診結果では、事務職の34.6%が週に3回以上朝食を抜いていると回答しています。(全体:36.1%、管理業務が45.2%と最も高い)
 朝ごはんを抜いていては、必要なエネルギーが足りず午前中の仕事が捗りません。気温が高くなると通勤だけでもかなりのエネルギーを消費します。抜きがちな方は、この時季だけでもぜひ食べてください。 手軽に摂れてオススメなのは、バナナ、ハムや卵サンド、納豆ごはんです。糖度の低い野菜ジュースやインスタントのお味噌汁を付けたらなお◎です。塩分補給も大事なポイントです。

梅干しを採り入れる

 手軽に塩分を補給でき、疲労回復効果のあるクエン酸を含むのが梅干しです。
 苦手な方は無理をする必要はありませんが、ぜひ意識的に採り入れてみてください。私は今年カリカリ梅を2kg仕込みました。意外と簡単で、すぐに食べられるので、帰宅後に一つ口に放り込むのが習慣になってきました。 ※塩分制限のある方は医師に相談してください

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それでは次回も、お楽しみに。

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