
クイズで学ぶ
最新 熱中症対策
熱中症とは、高温多湿な環境に長時間いることで、体温調節機能がうまく働かなくなることで生じる、さまざまな症状の総称を言います。屋外だけでなく室内で何もしていないときでも発症し、救急搬送されたり、場合によっては死亡することもあります。
熱中症についてのクイズに答えて、正しい知識を身につけましょう!
熱中症クイズにチャレンジ
<準備編>
問題1:暑さが本格化する前の6月は、熱中症になるリスクが低い?
- ①○
- ②×

問題1の正解:②×
初夏のシーズンはまだ体が暑さに慣れていないため、急な暑さで熱中症になる可能性があります。適切な食事や十分な睡眠をとり、暑さに負けない体づくりを始めましょう。
体が暑さに慣れることを「暑熱順化(しょねつじゅんか)」と言います。実際に気温が上がり、熱中症の危険が高まる前に、無理のない範囲で汗をかくことが大切です。

<リスク編>
問題2:次のうち、熱中症になりやすい人はどんな人?
- ①色白の人
- ②北海道など気温が低い地域出身の人
- ③肥満の人
- ④筋トレが趣味の人

問題2の正解:③肥満の人
一般に、身体の水分が不足しがちな高齢者や肥満の人は、熱中症の発症リスクが高いと言われています。一方、肌色の濃さや出身地は熱中症とは直接関係ありません。
また、熱中症の発症リスクは生活習慣によっても変化します。
ヤマトグループで実際に熱中症を発症した社員を分析した結果、睡眠不足、喫煙、朝食抜き、毎日の飲酒量多めの生活習慣の方が明らかに発症しやすくなっていることがわかりました。

<応急処置編>
問題3:熱中症になった場合、どこを集中的に冷やすのが効果的?
- ①おでこ
- ②太もものつけ根
- ③目頭
- ④足の裏

問題3の正解:②太もものつけ根
体表近くに太い静脈がある場所を冷やすのが、最も効果的です。脇の下、首、太もものつけ根などを、保冷剤や氷枕(なければ自動販売機などで買った冷えたペットボトルや缶)をタオルでくるんで当てましょう。
熱が出た時におでこを冷やすシーンをよく見かけますが、これには体を冷やす効果はありません。

<予防編>
問題4:次のうち、熱中症予防のための水分補給として適している飲み物は?
- ①コーヒー
- ②緑茶
- ③麦茶
- ④ビール

問題4の正解:③麦茶
カフェインを多く含む紅茶や濃い緑茶、コーヒーはNGです。
アルコールはもちろん×。予防には、麦茶やスポーツドリンクがオススメです。
<場所編>
問題5:次のうち、熱中症で搬送された人が1番多いのはどの場所?
- ①住居内
- ②屋外
- ③道路
- ④学校

問題5の正解:①住居内
総務省が発表した熱中症の発生場所ごとの搬送人員数によると、住居が最も多く 36,541人(39.9%)、次いで道路 、屋外(不特定者が出入りする場所の屋外部分)となっています。※令和5年5月~9月
熱中症を発症する場所といえば、外の暑い場所を思い浮かべると思いますが、実は自宅などの室内での発症が最も多いのです。室温の管理を行ったり、こまめに水分補給をしたりすることが大切です。
炎天下の屋外、蒸し暑い屋内で仕事を頑張る皆さま、熱中症を防ぐための対策を上手に取り入れて、夏場を元気に乗り切りましょう。
