【第52回保健師コラム】
~加熱式・電子たばこのホントの話~

みなさまこんにちは、健保・保健師の肥後です。日々の業務お疲れ様です。

5月にはWHOが定めた世界禁煙デーがあり、健保からもたばこの害について啓発させてもらう期間です。
ご存知の通り、ヤマトの社員は世間一般と比べて喫煙者がとても多いですが、時代の流れで、紙巻きたばこから加熱式や電子に変えた、という方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、加熱式・電子たばこにも健康リスクがあるのですよ、というお話です。

加熱式たばことは

たばこ葉を加熱してニコチンなどを含むベイパー(蒸気)を発生させます。煙や灰は出ません。

➡加熱式たばこに害はない?

身体に取り込むニコチンの量は紙巻と同等かそれ以上、タールは70%程度であり、健康リスクの低減は期待できません。また、まだ影響が分かっていない化学物質も多いです。受動喫煙のリスクについては、紙巻タバコと比べて少ないといわれていますが、有害物質として検出されていることには変わらず、害がないとは言い切れません

電子たばことは

グリセリンやプロピレングリコール、香料などが入ったリキッドと呼ばれる液体を、アトマイザーという装置で加熱してベイパーを発生させます。ニコチンやタールは含まれません。

➡電子たばこに害はない?

紙巻には含まれないものも含め、化学物質は5300種類以上、うち約70種類は発がん物質と指摘され、健康リスクがあります。受動喫煙がもたらす害は不明な部分が多いですが、ホルムアルデヒドなどの有害物質が検出されており、受動喫煙で吸い続けることで健康被害や発がんのリスクを高める可能性があります。

結論

種類を問わず、健康のためにはたばこを吸わないのが一番ですが、自身だけでなく周りの人にも影響する、という点を重要視してほしいです。長年のお付き合いで依存しており中々やめづらいという方、加熱式・電子も禁煙外来の保険適用となっているため、ぜひ受診して楽に禁煙にトライしてください。

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実質自己負担なく治療を受けることができます。再喫煙をしても、一年経過すると再度通院することも可能です。多くの方が、一度ではやめられずに、何度か禁煙を繰り返して卒煙に至っています。喫煙所を探すことから解放されますよ。たばこに使っていたお金が浮きますよ。卒煙経験者としてオススメします。

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