
2025年度 健康づくり事業
ヤマトグループ健康保険組合では、社員とご家族の健康増進のため、健康診断結果やレセプト(皆さまが病院で受けた治療内容が記載された診療報酬明細書)データ等の様々な分析から、皆さまに合った効果的な「健康づくり事業」を策定し、グループ各社と協力して実施しています。
また、この取組みの成果やあるべき姿を健康保険組合で「データヘルス計画」としてまとめ、各事業について、効果検証と改善を繰り返し行っています。
各健康づくり事業をご確認いただき、健康な体づくりのためぜひご活用ください。
健康づくり事業について
健康づくりについては、国から実施が義務付けられている(法定項目)特定健診・特定保健指導等に加え、ヤマトグループ健康保険組合の加入者の皆さまに合った、効果的でより健康増進が図れる事業を実施しています。

がん対策(グループ会社とコラボ)
国の推奨する5大がん(胃がん、肺がん、大腸がん、子宮頸がん、乳がん)を中心に定期検診や巡回検診など受診しやすい体制づくりと精密検査に対する補助を行います。
【社員向け】健保がん検診
定期健診と同時に実施するため効率的に受診できます。
検査項目 | 部位 | 対象 |
---|---|---|
胸部X線 | 肺 | 全社員 |
ABC検査 | 胃 | 35歳(35歳以上の方は加入年度に実施) |
胃部内視鏡検査 | 胃 | 50歳・55歳(別途案内を送付) |
便潜血検査 | 大腸 | 40歳以上 |
腹部超音波検査 | 肝臓・胆のう等 | 50歳以上 |
PSA検査 | 前立腺 | 55歳以上男性 |
【社員向け】(30歳以上)女性の乳がん検診
検診費用の一部を健保で負担します。
受診方法は2つあります。
- 職場を巡回するマンモバスにて受診
(自己負担0円、申請不要) - 医療機関や市区町村の健診を自己受診
(10,000ポイントを上限にクロネコ健康ポイントを付与。受診後90日以内の申請が必要。)申請方法が紙からWebに変わりました。詳細はこちらをご確認ください。
【社員向け】(25歳以上50歳未満)女性の子宮頸がん検診
検診費用の一部を健保で負担します。
医療機関や市区町村の健診を自己受診
(3,000ポイントを上限にクロネコ健康ポイントを付与。受診後90日以内の申請が必要。)
申請方法が紙からWebに変わりました。詳細はこちらをご確認ください。
【社員向け】(48~50歳のうち1回)任意:脳ドック検査
自主的に脳ドック検査(頭部MRI/MRA検査)を受診した場合、上限10,000円費用補助。
- 予約代行機関経由での受診
(補助金10,000円を除いた自己負担金額を窓口でお支払い)
それぞれの予約・受診方法等詳細は後日送付される健診案内もしくは健保ホームページをご確認ください。
健保がん検診でカバーされていない検診(50/55歳以外の胃部内視鏡など)は自治体検診(自治体補助あり)を活用しましょう。
乳がん・子宮頸がんは自治体検診の自己負担分も補助対象となります。
がん検診後の精密検査等に対する補助金
【社員向け】(35歳以上)胃がん/大腸がん 精密検査インセンティブ
健保がん検診で精密検査判定となり、精密検査(内視鏡検査)を受診した場合、3,000ポイントを上限にクロネコ健康ポイントを付与。
がん検診を受けて〝陽性″になったらすぐに病院で精密検査を受けましょう。
精密検査を受けないことは、がん検診を受けないことよりも危険度合いが高くなります。
重症化事例
会社の健診で便潜血検査が陽性だったが、痔の出血が混ざったと思い込み、大腸がんの発見ができなかった事例。
早期発見の場合の5年生存率(※)は97.3%ですが、発見が遅くなり重症化すると生存率は低くなります。
40歳以上は便潜血検査の対象となりますので陽性の場合は必ず精密検査を受診しましょう。
5年生存率とはがんと診断されてから5年後に生存している割合
重症化対策(グループ会社とコラボ)
健康診断の結果をもとに、重症化リスクの高い社員に対して事業主や産業医と連携して、医療機関への継続受診・早期治療の推進、個別指導などを行います。
【社員向け】健康ハイリスク者対策
健康ハイリスク事業は、事業主からの事後措置として実施しています。
健診結果を確認し、すぐに病院を受診し報告を行ってください。
社員向けオンライン医療プログラム「MY MEDICA(マイメディカ)」ご活用ください。
【社員向け】健康ミドルリスク者対策
上記ハイリスクより基準値は下がりますが、すぐに病院を受診する必要があります。
健保で受診状況を確認し、受診勧奨や健康指導、健康情報の提供を行います。
社員向けオンライン医療プログラム「MY MEDICA(マイメディカ)」ご活用ください。
【社員向け】(35歳以上)糖尿病性腎症・慢性腎臓病対策
健診結果の数値から、腎機能リスクの高い社員に対して個別に指導を行います。
生活習慣病対策(グループ会社とコラボ)
40歳から実施が義務付けられている特定健診項目について、一部前倒しで実施しています。健診結果に応じて、生活習慣を改善するための保健指導を行います。
【社員向け】(35歳以上)特定健診
事業主が実施する定期健診時に生活習慣病に関連する様々な検査を実施し、病気のリスクを把握します。
【家族向け】(40歳以上)特定健診 ※詳細は6月下旬ごろにご自宅に届くご案内をご覧ください。
受診方法、年齢に応じて検査内容を充実しています。
- 大腸がん検査の実施
- 乳がん検診(オプション)の実施(40・45・50歳の方は全額健保負担)
- ピロリ菌検査(オプション)の実施(40・50・60歳の方は全額健保負担)
自治体からのがん検診案内を確認し受診してください。
受診できない場合は、家族健診のがん検診(オプション)もご活用ください。
【社員向け】(40歳以上/30歳・35~39歳男性)
【家族向け】(40歳以上)特定保健指導
特定健診の結果にて対象者を選定し、保健師・管理栄養士等の専門相談員が生活習慣改善のサポートをします。
特定保健指導・重症化予防指導については、実施しやすい環境づくりのためオンライン面談の導入を進めています。今年度より、40歳以上の積極的支援について、面談回数などの実施方法が変更となります。詳しくは、社員は所属人事から、ご家族は健保からのご案内をご確認ください。
【家族向け】(35歳以上)重症化予防指導(非肥満者・服薬者・脳心疾患既往者)
特定健診の結果、健康リスクの高い社員に対し、面談による支援を実施し、生活習慣改善へのアプローチを行います。
ヤマトの特色
健診結果に基づく重症化対策及び生活習慣病対策について
ヤマトグループでは、国で実施が決められている特定保健指導だけでなく、健診結果や疾病履歴から健康リスクの高い方を抽出し、専門相談員による面談指導を実施しています。
疾病予防対策(グループ会社とコラボ)
たばこをやめたい社員を対象とした各種サポートを行います。また、社員とご家族を対象に受動喫煙防止、インフルエンザ予防接種、歯科健診の費用補助を行います。
【社員向け】喫煙・受動喫煙防止
受動喫煙防止に主眼をおき、事業主と連携して対策を進めます。
- たばこを吸わない社員全員へ500ポイントのクロネコ健康ポイント付与。(年1回)
- たばこをやめたい社員に対して禁煙費用補助、卒煙チャレンジなど、ポイントやグッズで卒煙サポートを実施。
【社員向け・家族向け】インフルエンザ予防接種費用補助 ※任意継続の方は対象外です
予防接種費用の一部を補助します。(1人2,000円以上の接種について1,000円の補助)
WEB申請(クロネコマイページ>マイデータメニュー>健保メニュー)からのみ受付しています。
毎年10月頃受付開始
【社員向け・家族向け】無料歯科健診
歯と口の生活習慣を見直すきっかけとして、最寄りの提携歯科医院にて無料の歯科健診を受診できます。
年1回歯科健診を受け、虫歯や歯周病の早期発見、早期治療を行います。
虫歯や歯周病で発生する菌は、体内で炎症を発生させ生活習慣病をさらに悪化させる原因となります。生活習慣病をお持ちの方は、一度、無料歯科健診を受診してみましょう。
また、歯周病は高齢になるほど悪化しやすく、治りにくくなります。50代以上の方は、定期的に歯科健診を受け早期治療を行い、歯と歯ぐきを守りましょう。高齢期の健康維持には歯の管理は大変重要です。
健康増進対策(グループ会社とコラボ)
様々な媒体を通じて健康情報を配信し、社員とご家族の健康づくりを推進します。
【社員向け・家族向け】MY HEALTH WEB(健康情報Webサービス)
健康診断結果や、様々な健康情報を閲覧でき、健康づくりに役立てることができます。
健康づくり事業への参加や、健康行動によってクロネコ健康ポイントが貯まり、ギフト券や商品と交換できます。
【家族向け】(65歳以上)前期高齢者対策(医療費適正化事業)
保健師・管理栄養士などの専門知識を持った相談員がご自宅等を訪問し、医療機関への適正受診の案内や、生活習慣改善等のサポートを実施します。
【社員向け】女性の健康問題
多くの方に「女性の健康問題」を理解していただくことで、女性の皆さまがイキイキと生活できるように様々な対策をご案内します。
【社員向け・家族向け】健保広報サイト「けんぽだよりWEB」
健康意識を高めて健やかな毎日を過ごすため、「けんぽだよりWEB」を公開します。
また、小学校高学年のお子様とご家族様へ広報誌「けんぽだより★キッズ」を年2回発行します。
こちらからご覧頂けます。
ヤマトグループ健康保険組合では、加入者の皆さまに合った様々な健康づくり事業を実施しています。
日頃から健康情報に触れ「ヘルスリテラシーを向上させる」ことも健康増進にとって大変重要です。「けんぽだよりWEB」やMY HEALTH WEB、ホームページ、LINE等で様々な健康情報の発信を行いますので、ぜひご活用ください。